海外で財布やクレジットカードを盗難された際にした事まとめ

海外旅行中に財布を盗難された私の経験を踏まえて、被害を最小限に抑える方法や対応手順を詳しくまとめました。

目次

ロンドンで財布が盗難に…被害額は10万円以上

ロンドンで気づかぬ間にカバンから財布が盗まれていました。財布にはユーロ・ドル・円・クローネなど複数の外貨が入っており、被害総額は10万円を超える結果に。

現金を持ち歩かないキャッシュレス派の私が、なぜそんなに多くの現金を持っていたかというと、チェコでATMの操作を間違えてクローネを10万円分もキャッシングしてしまったためでした。結局使い切れずにそのまま財布に残っていたのが被害を大きくした原因。

財布自体も高価なものだったので、金銭的・精神的ダメージが非常に大きかったです。

現金は海外でも日本でも必要最低限にすることを強くおすすめします。

海外のスリのレベルは想像以上

海外のスリは想像以上に巧妙です。実際に盗難された時はカバンから財布がなくなったことすら気づかず、ホテルに戻ってようやく盗まれたことに気づきました。

「カバンを触られたら気づくだろう」と思っていましたが、プロのスリは絶対に気づかないように盗んできます。2人組で1人が話しかけてきたり、ぶつかってきたりして気を取られている隙に、もうひとりが背後から盗むというパターンが多いようです。チャックがしっかり閉まらないカバンは絶対にやめてください。

海外では必ずジッパー付きのショルダーバッグやボディバッグを前掛けで使うことをおすすめします。

気の緩みが盗難を招く

ヨーロッパ12カ国を旅行して特に危険を感じなかったため、日本と同じ感覚で無防備に財布をカバンに入れてしまいました。

特にヨーロッパは親切な人が多く、治安が良く感じる場所でも気を抜いてはいけないと痛感しました。

クレジットカード盗難時の対応手順

財布にはVISAとAMEXが入っていたため、すぐにカード会社に電話して利用停止しました。

海外から日本へ電話をかける方法

日本のSIMカードをスマホに入れている場合、そのまま電話ができます。

  • 電話番号の最初の「0」を「+81」に置き換える。
  • 「+」は通常0の長押しで入力可能。

ただし、通話料は非常に高額で、1分あたり約200円かかります。カード停止の手続きだけで数千円の通話料になることも。

IP電話やSkypeを使う方法もありますが、不安定な場合が多いため、重要な連絡には通常の回線をおすすめします。

各カード会社の連絡先と対応

アメリカン・エキスプレス(AMEX)

  • 電話番号:+81-3-3220-6100
  • 利用停止は即対応。不正利用の確認も可能。
  • 海外へのカード再送はなく、日本の住所へ再発行後に郵送。

三井住友VISAカード

  • 電話番号:+81-3-6627-4067(日本直通)

VISAは海外緊急再発行カードを迅速に発行してくれます。
通常翌日に滞在先に届きます。

詳細記事はこちら

JCBカード

  • 電話番号:+81-422-40-8122(日本直通)

盗難届・被害届を必ず提出する

財布やカードが盗まれたら、必ず現地警察に盗難届を提出しましょう。不正利用の際、カード会社へ提出を求められることがあります。

ロンドンの場合はオンラインで簡単に届け出が可能でした。

パスポートを盗難された場合の対処法

パスポートを盗難された場合は、現地の日本大使館または領事館にすぐに連絡しましょう。パスポートがなければ帰国ができません。大使館は24時間対応しています。

パスポート再発行に必要なもの

  • 申請書(オンラインまたは現地入手)
  • 紛失一般旅券等届出書(オンラインまたは現地入手)
  • 戸籍謄本(事前に用意しておくとスムーズ)
  • パスポート写真2枚
  • 盗難・紛失証明書(現地警察発行)
  • 盗難届(大使館用)
  • 手数料:約16,000円(10年有効パスポートの場合)

パスポートの再発行には約3週間かかります。短期旅行の場合は旅程変更を余儀なくされる可能性があります。
パスポートだけは何が何でも盗難されないように注意してください。

旅行保険の補償を確認する

もし、旅行保険に加入している場合、保険が受けられる場合があります。

クレジットカード付帯保険の補償範囲

  • 盗難に遭った場合の携行品の補償
  • クレジットカードで不正利用があった場合の補償

この2つは多くのクレジットカードに付帯しているのでチェックしてみてください。

ただし、多くの場合「現金」は対象外です。盗まれた財布そのものは補償されても、中身の現金までは保証されることがないので現金は可能な限り少なめにしてクレジットカードを持ち歩いたほうが逆に安全です。

別途加入する海外旅行保険

もし、別途、海外旅行保険に加入していた場合はより多くの補償を受けることができます。

治療費・救援費用だけでなく、携行品損害も対象となっていることが多く、盗まれたものへの補償をしてもらえる場合があります。

さらに、盗難によりパスポートの再発行が必要になった場合、滞在の延長費用や書類手続き費用が保険でカバーされることがあります。

クレジットカードの付帯保険だけでは十分でない場合は、別途で海外旅行保険に加入することをおすすめします。

貴重品の扱いには気をつけよう

鞄を盗まれることも普通にあるので海外旅行中は荷物には十分気を配りましょう。

また、ホテルでの荷物の扱いも注意してください。部屋においておいただけで盗まれた…なんてこともあるので防犯対策はしっかりしておきましょう!

以下の記事で詳しく解説しています。

海外旅行中は、財布やパスポートの管理を徹底的に行いましょう。最低限の現金のみを持ち歩き、カード類は分散して保管することも被害を最小限に抑えるコツです。

楽しい旅行が台無しにならないよう、万全な対策をして旅を楽しんでください!

海外で盗難にあったらやることまとめ

  • すぐにカード会社へ利用停止の連絡
  • 警察に届け出をし、被害届を取得
  • パスポートの再発行手続きを行う
  • カードの再発行手続きを行う(必要に応じて緊急カードの発行)
  • 保険会社に連絡して保険金請求の手続きを行う(帰国後でもOK)
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